キリマンジャロ
キリマンジャロ
僕達は山登りのお手伝いもしています。
アルーシャから128km離れた小さな隣町「モシ」にあるキリマンジャロ国立公園。
その中心で堂々たる雄姿を見せ付けるのが、世界7大陸の最高峰の1つ標高5,895mのキリマンジャロ。山脈に属さない独立峰としては世界一の山です。
そんなキリマンジャロの名前の由来は諸説ありますが、山を意味するスワヒリ語の“キリマ”と白さを意味するチャガ族語の“ンジャロ”を合わせた言葉で「白く輝く山」という意味を持ちます。
チャガ族がキリマンジャロを白い山だと言うように、赤道直下にあるにもかかわらずその山頂は一年を通して氷雪に覆われています。
その美しさはザンジバルのインド洋と並び東アフリカを代表するものといっても過言ではありません。
一方でマサイ族はキリマンジャロのことを「神の家」と呼びますが、その荘厳な存在感のある佇まいを目にすれば彼らがそう呼びたくなる気持ちも分かることでしょう。
けれどキリマンジャロ魅力はそれだけには留まりません。
熱帯から極寒へと短い間に極端な環境の変化を体験できる登山の過程そのものがアドベンチャーなのです。
国立公園に入る境界線手前の標高2,700m地点、そこにもゾウ、ヒョウ、バッファロー、小型のアンテロープ、霊長類が生息しています。
それより上には、背の低い植物が群生し、世界の果てを思わせるようなジャイアント・ロベリアという高山植物が点在する高原地帯が広がります。
標高4000mを超えると…
到達した人たちだけが目に出来るアフリカで唯ひとつの壮大な景色が広がっています。
まさにあなたの出会うハッとする瞬間かもしれません。
キリマンジャロは元気な体と登りきるという決意があれば誰でも挑戦可能な高山のひとつで、世界中から旅行者が訪れます。
出発までにしっかりと準備をして知識を身につけて、より確実な登頂の確率を上げることが大切です。
登山の概要
- ルート
- 登山ルートは全5本でマラング、マチャメ、レモショ、ロンガイ、ウンブウェと名前が付いてます。他に下山ルートが1本あります。全登山者の半分が山小屋完備のマラング、約4分の1がマチャメ、残りの4分の1でロンガイ、レモショ、ウンブウェから登ります。
- シーズン
- キリマンジャロは赤道のやや南なので1年を通してだいたい登れます。ただベストなのは比較的天気が安定している1,2月。あるいは乾季の7〜9月です。
- 登山日数
- ルートや人によって様々ですが、5泊6日で登るのが定番です。
登山の同行者
- ガイド
- ガイドにはチーフ、サブ、アシスタントがいますが、登る人数によってガイドの人数も変わります。
- ポーター
- ポーターは基本登山者1人につき3人体制。テントや食料などの荷物はポーターが運びます。ポーターはキャンプ地先行するので雨具、軽食、ランプなど行動中に必要な荷物以外はスコールに備え必ずビニール袋に入れ預けましょう。
水はポーターが水場から汲んで煮沸消毒したものを毎朝出発前に水筒に入れます。それでも飲料水が心配な場合は、予め街で10リットルのペットボトルを買って、ポーターに運ばせます(小型のペットボトルは規制により持ち込めません) - コック
- 朝食、お弁当、夕食などは用意します。ベジタリアンにも対応します。